読書ノート002「脳を鍛えるには運動しかない」

こんにちは。
 読書ノート第二段です。この度ご紹介させていただくのは、「脳を鍛えるには運動しかない」(ジョンJ.レイティ,エリック・ヘイガーマン 著,野中香方子 訳,NHK出版)です。
 
「運動は健康にいい」
 
 そんなことは今では誰もが知っていることです。でも、実際には日常的に運動できていないという人も少なくないでしょう。私もそうでした。「運動は健康にいい」から、という曖昧な目的では、なかなか続かないのではないでしょうか?
 ちなみに私の運動の目的は、体を鍛えるというよりは、脳や精神を鍛えることでした。そこでこの本を読むことで、運動が脳や精神に与える効果を具体的に知り、運動への意欲を高めたかったのです。結果として、その目論見は大成功でした!
 
 本書では、運動で脳を鍛えることの効果について、学習、ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症、ホルモンの変化、加齢などの観点で解説されています。皆様が読まれる場合は、ご自身の目的にあった章を重点的に読んでみるとよいでしょう。私個人的には、特に学習、ストレス、不安への運動の効果に励まされましたね。効率的に学ぶこと、心穏やかに日々を過ごすことが私の目標ですから。
 運動の効果については科学的な研究結果に基づいて解説されており、ニューロンの新生や神経伝達物質の増加などの専門用語も出てきます。素人の私には完全には理解できませんが、科学的な裏付けがある、というのは信頼感があってよかったと思います。
 また、「こんな運動をしよう」というような節も設けられており、どんな強度でどれくらいの頻度運動するとよいのかということも述べられていますので、行動に移しやすいです。ちなみに、運動の強度については最大心拍数の○%~○%という形で表されていることが多かったので、早速、心拍計を購入しました!
 
 私は本書を読む前にはすでにウォーキングなどの軽い運動習慣は身についてきたところでしたが、本書を読んだことで更にモチベーションがアップしました!これなら続けられそうです。
 購入した心拍計を活用して、今後はもう少し運動強度にも気を配り、少しずつ強度を上げていきたいと思います!
 まずは現状把握のための計測からですね。

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