やらない勇気

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やんなきゃいけないことがたくさんあって目が回る。
そんなときには優先順位をつけて、緊急なものや重要なものから片付けよう!
 
 
というのがよくある発想ではないでしょうか。
 
でも、本当にいっぱいいっぱいのときにはそれでは不十分だと思います。
 
どれだけ優先順位を下げたって、いずれはすべてをやらなければならない。
となると、頭の片隅に残り続けることになり、脳のメモリの無駄遣いです。
脳のメモリはそんなに大きくないですよ。
 
優先順位の高いタスクがようやく片付いた時には、また新たな優先タスクが生じている事が多く、結局、優先順位を下げたタスクをやるときは永久に訪れません。
 
だったら早い段階で”やらない”と決めたほうが、本当に重要なタスクに注力できるのではないでしょうか?
 
でも多くの人や組織はこれができないのです。
 
やらないことへの後ろめたさがあるのでしょうか?
そんなに優先順位の低いタスクをやめることに、本当に何かデメリットがありますか?
あるんだったらそれはもうリソース不足です。会社組織の場合であれば人員の追加や効率化できるツールの購入など、お金をかけて補わなければなりません。
まあ大抵の場合は、そんなタスクやらなくても大したことない、ということに気づくはずです。
 
 
手が空いたらやろう、と思っていてもその時は基本的に来ません。
一度”やらない”とスパッと決めてみましょう。
そうしていずれ暇で暇でどうしようもない状態ができたら、もう一度思い出してやればいいのです。繰り返しになりますが、きっとそんな日は来ないでしょう。
 
 
日々仕事に追われる状況においては、
何をやるかという発想より、何をやらないかという発想のほうが重要です。
それができるリーダーのもとにつくことができればいいですね。