読書ノート019 大事なことに集中する
1 本書を手にとった動機
2 得られた気付き
2.1.ディープ・ワークの重要性
2.2.シャロー・ワークがあふれる現代
2.3.ディープ・ワークの実践戦略
2.3.1.「80対20の法則」を適用する
2.3.2.無駄なシャロー・ワークに「ノー」と言う
3 TO DO
読書ノート017 Time Smart お金と時間の科学
1 本書を手にとった動機
2 得られた気付き
2.1.時間優先の重要性
2.2.時間を優先を妨げる罠
3 TO DO
読書ノート016 イシューからはじめよ
1 本書を手にとった動機
生きていていれば、大なり小なりなんらかの問題にいつでもあたってます。それだけ日常的に繰り返される問題解決の思考ですが、その施工方法について学ぶことは殆どありません。みんななんとなく経験的にやっているのですが、それが本当に適切で効率的な方法なのか、よくわかりません。そんな問題解決の思考について学んでみようと思い「イシューからはじめよ」を読むことにしました。
2 得られた気付き
そもそもイシューとは何か?英語のissueは、問題と訳されます。イシューからはじめよというのは、問題を解き始める前に、まずどんな問題を解くべきかを考えよ、ということです。それが重要な理由が二つあります。
まず第一に、目的を明確に定めないと、検討がブレるからです。そもそもこの検討は何を目的にしており、どんな問題に対して答えを求めたいのか?そしてその答えを出すのに必要な調査や分析を行う。言うのは簡単ですが、目的が曖昧なままだと、さんざん時間をかけて調査、分析をしたところ、ほとんど役にも立たない結果が出てきて終わり、ということにもなりかねません。
第二に、本当に解く価値(バリュー)のある問題は多くはないからです。限りある時間を有効に使いたければ、バリューのない問題にあたっている時間はありません。バリューのある問題にのみ集中して取り組み、ほかは敢えて捨てることで、生産性を高める事ができるのです。
では、バリューのある仕事とは何でしょうか?横軸を「イシュー度」、縦軸を「解の質」としたときに、その両方が高い仕事がバリューのある仕事です。「イシュー度」とは、答えを出す必要性の高さ、「解の質」とは、「明確に答えが出せるかの度合い」です。つまり、答えを出す必要が高くて、明確に答えが出せる問題がバリューのある仕事というわけです。逆に、明確な答えが出ない問題や、答えが出たところで大して役に立たないような問題は、バリューがないのです。
私達は目の前に問題が山積みだと、全部片付けなければと思い、手当り次第片付けていこうとして疲弊し、結局全然捌けなかったりします。これでは生産性の高い仕事はできません。そんな事にならないように、本当に大事な問題だけに集中し、ブレずに検討をすすめるためにも、まずイシューを徹底的に考え抜く事が重要なのです。
振り返ってみると、私自身も、私の周りでも、ひどく非効率な仕事をしていたなと思います。目的をよく考えもせずに、目の前にデータがあるから、手を動かして分析をしてみる。時間と労力をかけて調査や分析をしてみたものの、「それで?」となって、結局役に立たなかったこと。いくつも思い当たります・・・
ここまで、イシューからはじめることの重要性についての気付きを書いてきましたが、本書ではこの後に、イシューを見極め、仮説を立ててストーリーを組み立て、分析のイメージを作り、実際に分析を進め、メッセージを伝える方法なども書かれています。気になる方はぜひ読んでみてください。
3 TO DO
私自身、バリューのない問題に時間や労力を使ってしまっていたことはたくさんあります。そのためにやることが爆発して、いっぱいいっぱいで辛い思いをしたこともあります。これからは、いきなり問題を解き始めるのではなく、時間をとって問題を整理し、バリューのある問題を見極めて集中的に取り組みたいと思います。そのためのコツは本書にも書かれてはいましたが、読めば明日からすぐ実践できる、というものでもなく、経験が必要なようです。ですからまずは、イシューを見極める時間をとる、というところから始め、その見極めのレベルアップは少しずつ経験を積んでやっていきたいと思います。
また、イシューを特定した後は、ストーリーラインの組み立てです。今までの私は、問題を目の前にするととりあえずやってみよう、という感じでしたので、事前にストーリーラインを組み立てることはやったことがありません。そのため、余分で意味のない分析に時間を取られることも少なくありませんでした。今後はしっかり仮説を立て、ストーリーラインを組み立ててから分析に取り掛かろうと思います。
読書ノート015 アナタはなぜチェックリストを使わないのか
1 本書を手にとった動機
2 得られた気付き
3 TO DO
読書ノート014 Simple Rules
1 本書を手にとった動機
組織のルール、自分個人のルール等、世の中にはたくさんのルールがあります。私は組織のルールを作る立場にはないので、特に自分個人のルールの方に関心があります。
自分の行動や決断の基準のルールを明確にしておけば、感情に流されて誤った判断をしたり、悩まなくていいことをグダグダ悩んだりすることをなくせるのではないかと思います。例えば、インデックス投資などで長期目線で資産運用をするときは、短期的な株価の変動に一喜一憂せず、淡々とルール(毎月一定額の積立、定期的なリバランスなど)に従うのがいいと言われたりしますね。
投資に限らず、日常の行動や判断における自分ルールを作る参考にしたいと思い、「SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」を読んでみました。
2 得られた気付き
タイトルの通り、本書の主張はルールはシンプルな方がいいというものです。例えば緊急時の医療現場で行われるトリアージは、シンプルで強力なルールの典型例です。傷病者を4つのカテゴリーに分類し、治療の優先順位を素早くつけることで、限られた医療資源で多くの命を救えるようになったのです。シンプルであれば、時間や情報が限られていても迅速で性格な決断が下せます。また、大人数でも混乱なくアクションが取れます。逆に複雑で難解なルールは把握しきれませんよね。
シンプルな方がいいのはわかりますが、単純で簡単なルールを作りさえすればそれでいいということなのでしょうか?本書で言う「シンプル」というのは実はそういうことではありません。いくら単純でわかりやすいルールでも、状況に合わなかったり、誤った決断を引き起こすものであったら意味がありません。「シンプル」なルールというのは、無駄を削ぎ落として本質だけをうまく抽出した洗練されたルールなのです。ですから、「シンプル」なルールを作るのは簡単ではなく、時間もかかるのです。
一般的に、最初期に作ったルールでは対応できない事象に直面することになることが少なくありません。そこで必要なルールを適宜追加していくことになりますが、そうすると徐々に複雑なルールができてきます。そのルールを運用し続けていく内に、だんだん無駄が見えてきます。そこで無駄を削ぎ落としていくのです。
私の経験上、組織というのはルールを追加するよりも削除することが難しいのです。過去に意図を持って作られたはずのルールですから、どうしてもそれを削除することに慎重になりすぎてしまうのです。その結果、どんどんルールが増えてわかりづらくなっていきます。私も会社で、これ無駄じゃない?と思うルールに出会ったことは何度かあります。国の税金や年金の制度なんかも無駄に複雑な気がすることがあります。
シンプルなルールを作るのは一朝一夕でできることではありません。何が無駄で何が本質なのかをしっかり見極めることと、無駄を削除する思い切りが必要なのです。
3 TO DO
自分の行動や決断を効率的にするためにシンプルな自分ルールを作っていきたいところですが、なかなか簡単には行かないようです。ですから、PDCAサイクルを回して改善してくしかないと思います。とりあえず仮にでもルールを決めて、定期的に振り返って改善していきます。そのときに、ルールを複雑にして細かい事象に対応できるようにするのではなく、より本質的な洗練されたルールを作ることを心がけていきます。まずはやってみることです。トライアル&エラーです。
読書ノート013 いつも「時間がない」あなたに
1 本書を手にとった動機
2 得られた気付き
3 TO DO
読書ノート012 スーパーベターになろう
1 本書を手にとった動機
2 得られた気付き
3 TO DO