生産性を上げて楽をしたい

前に書いた記事(なんのための生産性?)と似たような内容になってしまうかもしれませんが、もう一度書かせていただきます。

 なぜなら、自分がどういう価値観で、どんな目的を持っているのか、 これは幸福な生き方について考えるときに、本当に重要なことだと思うからです。私は最近こういうことをよく考えるので、つい書きたくなるのです。

kempty.hatenablog.com

 

自分が生産性を上げたい理由を一言で言うなら「楽したいから」です。

 思えば子供の頃から「めんどくさい」が口癖で、ムダなことは大嫌いでした。生意気な子供ですね。

 でも、今でもその思いは変わっておらず、きっとそれが自分の中の重要な価値観の一つなのです。

 だから生産性を上げて、ムダに時間を使うことなくさっさとタスクを片付けたいのです。

 浮いた時間で何をしたい、とかではないのです。「何をしても構わない時間」というのが大好きなのです。

 「何をしても構わない時間」は、実際のところ、本を読んで知識を深めるのに使ったり、運動に使ったり、ダラダラするのに使ったりと、生産的なこと、非生産的なこと、どっちに使う場合もあります。

ギチギチにスケジュールを詰め込むよりも、こういう「余白」をつくって自由にしたいのです。

もちろん、100%自由にしていて生活できるわけでもないので、だったらせめて効率よくこなしたい、というわけです。

 やらなければならないことをほったらかして自由に過ごすのとは違います。それはきっと気分のいい過ごし方にはならないでしょう。

楽をするためにだったら努力できます!

若干矛盾して見えるかもしれませんが、私はそう思って生産性を高めるための習慣を日々実践しているのです。

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読書ノート003「ゼロ秒思考」

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ゼロ
同じことをぐるぐると堂々巡りのように考えてしまい、前に進んでいる感じがしない。アイデアを出そうとしても、上司などの他者に否定されそうな気がする、自分には実現できそうにない、やっても無駄かもしれない、という不安が勝手に浮かんできて、アイデアを引っ込めてしまう。結果として、時間をかけた割に深く考えられていない、できの悪いアイデアしか出ない。そして実際に他者に突っ込まれて、考えの浅さが露呈してしまう。更に自信をなくして不安が強まる・・・
 
 私にも経験がありますが、”思考停止”というのはこういうスパイラルに陥っている状態を言うのではないでしょうか?こうした“思考停止の罠”になんか二度と陥りたくない・・・そう思って手にとったのが「ゼロ秒思考」(赤羽雄二 著,ダイヤモンド社)なのです。
 
 
 ゼロ秒思考のタイトルにも現れている通り、著者の主張は、考える時間が長いほどいい結果になるわけではない、ということです。大事なのは仮説をすぐ立て、検証し、修正するというのを素早くやることだというのです。
 
 そんなゼロ秒思考を身につけるための方法として進められているのが「メモ書き」です。時間をかけて、整理して書くのとは反対に、1枚1分、整理しようとせずに頭に浮かんできた考えをそのまま書く、というものです。それになんの意味があるのか、と思ってしまいそうですが、これを練習することで、自分の頭を解きほぐすことになるようです。確かに、私のように不安にかられてついアイデアを引っ込めてしまう癖がある人には、余計なブレーキを取り外すいい練習になるような気がします。そして、書き出してしまえば同じことを考え続ける堂々巡りにもハマりにくくなりそうです。冒頭で述べた私の悩みはきれいに解決するかもしれません!
 
 この本以外にも、「書き出す」ということの効果を謳っている書籍はたくさんあります。エクスプレッシブライティングのように、感情を紙に書き出す、というのも不安を抑えるなどの効果があると言われています。思えば学校を卒業して以来、紙に書き出すということをほとんどしなくなっていました。でも頭の中だけで考えるには、我々の脳のワーキングメモリーは小さすぎるのです!「メモ書き」を通じて、もう一度、紙に書き出す、ということを当たり前の習慣にしていきたい、と感じました。
 
 そんな私は早速、メモ書き用のA4コピー用紙500枚とボールペンをポチりました。著者は1日10ページのメモ書きをすることを勧めていますので、私はそれを実践することにしました。こんな私には大小様々な悩みがありますので、きっと書くことには困らないでしょう(苦笑)。1ページ1分で書く、というのがメモ書きのルールですので、せいぜい10分くらいです。思考の訓練として、また、様々な悩みの解決に向けた1歩として、試してみない手はないと思っております。
 皆様もいかがでしょうか?
 

読書ノート002「脳を鍛えるには運動しかない」

こんにちは。
 読書ノート第二段です。この度ご紹介させていただくのは、「脳を鍛えるには運動しかない」(ジョンJ.レイティ,エリック・ヘイガーマン 著,野中香方子 訳,NHK出版)です。
 
「運動は健康にいい」
 
 そんなことは今では誰もが知っていることです。でも、実際には日常的に運動できていないという人も少なくないでしょう。私もそうでした。「運動は健康にいい」から、という曖昧な目的では、なかなか続かないのではないでしょうか?
 ちなみに私の運動の目的は、体を鍛えるというよりは、脳や精神を鍛えることでした。そこでこの本を読むことで、運動が脳や精神に与える効果を具体的に知り、運動への意欲を高めたかったのです。結果として、その目論見は大成功でした!
 
 本書では、運動で脳を鍛えることの効果について、学習、ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症、ホルモンの変化、加齢などの観点で解説されています。皆様が読まれる場合は、ご自身の目的にあった章を重点的に読んでみるとよいでしょう。私個人的には、特に学習、ストレス、不安への運動の効果に励まされましたね。効率的に学ぶこと、心穏やかに日々を過ごすことが私の目標ですから。
 運動の効果については科学的な研究結果に基づいて解説されており、ニューロンの新生や神経伝達物質の増加などの専門用語も出てきます。素人の私には完全には理解できませんが、科学的な裏付けがある、というのは信頼感があってよかったと思います。
 また、「こんな運動をしよう」というような節も設けられており、どんな強度でどれくらいの頻度運動するとよいのかということも述べられていますので、行動に移しやすいです。ちなみに、運動の強度については最大心拍数の○%~○%という形で表されていることが多かったので、早速、心拍計を購入しました!
 
 私は本書を読む前にはすでにウォーキングなどの軽い運動習慣は身についてきたところでしたが、本書を読んだことで更にモチベーションがアップしました!これなら続けられそうです。
 購入した心拍計を活用して、今後はもう少し運動強度にも気を配り、少しずつ強度を上げていきたいと思います!
 まずは現状把握のための計測からですね。

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ルームランナー

自分と向き合う

緊急事態宣言が出され、まだまだ大変な状況が続いております。
なかなか自由がきかず、思うようには外出もし難い状況です。
 
 このように思うようなことができないときこそ、少しでもできることを見つけて前進していきたいものです。私の場合は、それがじっくり自分と向き合う、ということでした。
 
 人間、自分の奥底にはその人の価値観が存在しており、その価値観に沿った生き方ができるほど幸福感が得られるものです。ですが、自分の価値観というものが見えなくなってしまっている人は、案外多いのではないでしょうか?
 
 私も自分を振り返ってみると、価値観に向き合わずに長いこと生きてきたことに気づきました。就職活動のときには、よく自己分析が大事、と言われます。そのとおりだと思いますが、当時の私は上辺だけの自己分析しかできていなかったんだな、と、今となっては思います。以前の私は、その時その時の環境に従って、それなりにやっていけばいいや、くらいにしか思っていませんでしたが、やっぱりそれだと何をやっても本気になれないし、はかどらないし、楽しくないんですよね。
 
昨年来、本当に先の読めない時代になってきました。変化への対応力と自分の中の軸を持つこと、これらはますます大事になってくるのかもしれません。

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なんのための生産性?

「生産性を上げたいですか?」と聞かれると、
 
 
「いいえ」とはっきり言える人は多くはないのでしょうか?
まあ、生産性上がるに越したことはないよね。
 
 
生産性向上そのものは目的ではありません。
生産性が上がるとどんないいことがあるのでしょうか?
 
会社であれば業績の向上につながるのでしょうが、個人ではどうでしょうか?
 
仕事で成果を出して会社で評価される
仕事を早く終わらせて残業を減らして家族の時間ができる
 
独立している方であれば
仕事でもっと成果を出しお金を稼ぐ
お客さんに喜んでもらって自分も幸せになる
仕事を早く片付けて、自由な時間を作り出す
 
みんなそれぞれの価値観がある。
一見、生産性のない時間であっても、その人にとっては価値ある時間なのかもしれない。
生産性を上げて、時間を創出できたとき、
仕事で成果を出したい人は、さらなる仕事やスキルアップにあてればいい。
趣味や家族との時間を増やしたい人はそうすればいい。
 
仕事や勉強以外の時間を削れば削るほどいい、というわけでもないということだと思います。

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家族

運動の習慣

健全な精神は健全な肉体に宿る
 
私は元来運動音痴で、小・中・高と体育の時間が嫌いでした。
自分には運動は向いてない、と思って、普段から体を動かすことが嫌いでした。
 
でもやっぱり体を動かすって心や脳にとってもやっぱり大事なことみたいですね。もともと運動嫌いの私ですから、軽い運動しかしていませんが、最近はそれを本当に実感します。集中力が上がって、効率よく作業をこなせています。
 
私がやっていることといえば、朝15分くらいの散歩、夕方の筋トレ10分弱程度ではありますが、効果を感じるのです。
 
量は少なくてもいい。続けることが大事なんです。
 
 
いや、量を少なくしないと続けれれないんです。
 
運動しようと思ってジムに登録する方も多いと思います。でも今まで運動習慣がない人にとっては、わざわざジムに移動するのも面倒です。ジムに行ったからにはある程度ハードなトレーニングをしないともったいないという心理も働きます。ハードなトレーニングを想像すると、行きたくないな、と思ってしまいます。
 
なので、まずは自宅や近所でできる程度の軽い運動を習慣にすることから始めるといいんだと思います。そういう習慣がついて、運動の良さを実感できるようになってからジムにステップアップする、というのも一つの方法ではないかと思います。

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ランニング

気兼ねなくだらだらする

 私は効率的に物事をこなしたい、自分の生産性を挙げたいと常々思っており、情報を発信しています。そんな奴が、「ゆっくりのんびり過ごす」なんて言っていていいのか?
 
 
いいんです。
 
 効率的で生産的な生活は好きですが、私は人生のすべてをそれに捧げるわけではないのです。面倒なタスクはなるべく効率的に片付けたいし、何かを学ぶときにはなるべく短い時間で効果的に学びたいと思っています。
 
 それで浮いた時間をどう使うかは自由じゃないですか。
 
 そうやって自由な時間を作って、気兼ねなくだらだらするのが私にとっては最高なのです。もちろん、浮いた時間でもっと多くの仕事をしたり、勉強してスキルアップする時間に充てたりすることを否定するつもりは全くございませんが、私はそうじゃないよ、というだけのことです。
 
 旅行に行ったり、友達とゲームしたり、漫画を読んだりもしたいんです。やらなきゃならないことが山積みに残った状態だと、ちょっと心に引っかかってしまうんですよね。だから、そういうことは効率的にさっと片づけたいと思っているのです。
 
 みなさんは自由な時間ができたら何がしたいですか?